地域移行
平成10 年、自立生活支援棟が開設しました。施設を出て地域で暮らしたいという方々が、地域生活に必要なことを学んでいます。「施設には入口があっても出口がない。なら、出口をつくろう。ここは利用者が自立していくための場所」 (池並初代施設長の言葉)
平成9 年、地域で暮らしたいという方々の受け皿として、生活ホーム清久が開設しました。最初のホームができた後も、久喜けいわから地域に出たいと考える方が多くいたため、地元の区長さんに相談し、地域の借家を何軒か借りることができました。少しづつ地域のサービス基盤も整っていき、それにしたがって、施設以外の選択もできるようになってきました。
施設から地域に出て生活を始めると、今までの生活では経験できなかったトラブルもたくさんありますが、失敗を積み重ねて、失敗から生活を学んでいくことで、自立した生活を送ることができています。また、地域で生活している方は、企業に就職した方も多くいます。働くことを通じて、皆さんとてもたくましくなっています。色々なことがありながらも、自分の力で生活しているという実感を持っているのだろうと思います。何よりも障がいのある人たちが、地域の中でいきいきと生活して欲しいと私たちは願うばかりです。
- 地域生活している方々は、企業に就職し、長年勤続され、毎日一生懸命働いている方が多くいます。
- グループホームにとどまらず、アパートでの一人暮らしに移行された方もいます。
- グループホームの入居者2名が、久喜けいわの職員として働いています。洗濯物の洗い、たたみ、仕分け等を行っています。働く場があることで収入確保につながり、安定して地域生活を送ることができています。
- 仲間と外食